患者に信頼されるために
治療の腕だけではダメ
患者に信頼される医師の条件とはどのようなものでしょうか。もちろん治療の腕やその評判は大切でしょう。しかし、重要なポイントはそれだけではありません。いくら治療の腕が確かでも患者には医師の説明や治療が妥当なものなのかはすぐには判断できません。そして、一度不信感を持ってしまえば、いくら治療方針が優れていても患者の協力が得られず万全の治療が行えない可能性があります。
患者には堂々と向き合うこと
医師が患者に信頼されるためのポイントはいくつかありますが、その一つは自信を持って堂々と患者に向き合えるかどうかです。特に患者は体調を崩して病院にやってきます。風邪で熱があるのかもしれませんし頭痛がするのかもしれません。または腹痛を抱えているのかもしれません。そのような身体的な不調を抱えた状態では、どうしても患者は気弱になりがちです。その時に医師が堂々としていて明るく、かつきちんと自分に向き合ってくれたらどうでしょうか。患者もその医師の態度に引きずられて安心し、その医師を信頼するでしょう。もし逆に医師がおどおどと不安そうにしていれば、その不安は患者にも伝染し医師への不信感となります。
話を聞くことも大切
そして医師が信頼を得るには患者の話をよく聞くことも大切です。患者の中には体調不良の不安からあれこれと話しすぎてしまう方もいるかもしれません。しかし、そのような状態でもきちんと話を聞いてもらえるとそれだけで安心し、医師への信頼感につながります。またその医師が自分の不調を的確に理解してくれれば、その信頼はより強固なものとなるでしょう。逆に話を聞いて貰えている感じがせず、医師が自分の不調をきちんと把握してくれていないと感じれば不信感につながります。
説明は分かりやすく
きちんと話を聞いて患者の不調や不安を理解したら、今後の治療方針の説明が始まります。この際に、難しい専門用語をわかりやすい言葉に噛み砕いて患者に伝えることができるかどうかも重要です。患者は素人ですので難しい専門用語の意味や内容は当然知りません。かといって、どのような理屈でどのような治療方針が採用されているのか何の説明もなければ当然不安を感じます。また説明があっても理解できなければ、それは不安として残ります。ですので、分かりやすい説明が必要になるのです。
辛さと事情を共有してくれる
また、医師の仕事の本分を外れる部分も出てくるかもしれませんが、病気によって抱えている患者の苦しみや不安、その辛さや事情を理解し同じ立場を共有するようにしましょう。身体的な辛さだけではありません。患者は病気による経済的、生活的な不安も感じています。専門のケースワーカー等と連携しながらそれらの問題にも医師が向き合ってくれることで、患者は大きな安心感と信頼感を感じるのです。
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