医師との協働を試みる
医師と看護師の協力体制
看護師にとって、同僚の看護師同士との人間関係と同じくらい医師との人間関係は重要であり、そのキャリアへも少なからず影響を与えます。そのため医師と看護師の間の関係性も病院内をより良い職場にし、引いてはより望ましい医療現場を実現していく上で大切なテーマとなるのです。またこれは海外での研究事例ですが、医師と看護師の協力体制が良好であればあるほど当人同士の満足度を超えて患者への治療成果も向上するといわれています。
相手へのリスペクトを態度で示す
医師と看護師の間のコミュニケーションを円滑なものにするためのポイントは、双方相手へのリスペクトを意識してそれを態度で示すことです。特に医療現場では、医師と看護師がお互いにお互いを道具と見立ててしまい尊重をしていない場合があります。それでは良好な人間関係は築けません。特に看護師の側から見れば、医師は医療現場の最終責任者、意思決定者でもあるのでこのような状態の放置は望ましくないでしょう。相手を一人の人間として尊重し、その立場や気持ちを慮ったコミュニケーションを行うことが大切です。
忙しさに負けない
これは特に大きな注意点ですが、医師と看護師の人間関係が険悪になりがちなのは忙しい時なので、その忙しさに負けないことが大切です。特に慌ただしい時ですと気持ちに余裕をなくしてしまい語気も強くなってしまいがちです。しかしそれに流されてはいけません。慌ただしく忙しい時は、まず気持ちを落ち着かせましょう。特に慌ただしい時ほど人間は肩に力が入っていたり、呼吸が浅くなってしまっていますので深呼吸をしながら肩の力を抜くだけでもリラックス出来て気持ちに余裕を取り戻せます。意識して笑顔になることも効果的でしょう。忙しい時にリラックスすることに疑問を感じる方もいるかもしれませんが、忙しい時だからこそリラックスをして視野を広げることでミスの防止に繋がります。
そうしてリラックスができたら自分の話し方に注意を向けてみてください。忙しいときだからこそ事実確認や報連相などは簡潔さや明快さが求められます。時間が限られているからこそ、医師の立場に立って結論や重要な事柄を中心に話すようにしましょう。
患者のためという共通意識
医師と看護師は時に衝突することもありますが決して敵ではありません。共に患者の命を救い健康を守るために協力をする仲間なのです。もし、医師との人間関係が崩れそうになったらそのことを思い出しましょう。常にお互いが患者のために何ができるのかという視点に立つことが、医師と看護師が良い人間関係を築く一番のポイントです。
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